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リサイクル製品

リサイクル事業への中央環境の取組

石膏ボードとは、焼き石膏に鋸屑(のこぎりくず)・パーライトなどを混ぜ、水で練り合わせたものを厚紙にはさんで板にしたものをいいます。 防火性・耐熱性・耐久性があり、壁や間仕切り、天井などに用いられます。
中央環境開発株式会社では、石膏ボードを取り扱う専門業者として、横浜工場に集められた石膏ボードを、石膏分離機に掛け、0.5㎜、3㎜の石膏粉、紙の3つに分離させます。

当社は、再生利用事業者の登録も受けており、石膏分離機に掛けた後の石膏粉と紙片は、単なる埋立処分や焼却処理には回さない事業姿勢を示しています。そのため、石膏粉はメーカーリサイクルのほか、建材・土壌改良材や固化材等で出荷しています。
愛川工場では、石膏ボードから剥離させた紙片を製紙会社の品質基準に則って、紙片から石膏粉を取り除き、製紙原料として出荷しています。
紙片から取り除いた石膏は、地元から出る砕石と混合してブロック等建築資材の原料として出荷しています。

資源循環リサイクル製品『プレデッキ』のご紹介

廃石膏ボードとリサイクルプラスチックを混合した新木質系樹脂だからこそ、長持ちで安心。

  • プレデッキ写真05
  • ■新素材の優位性

    • 材料組成のほとんどがリサイクル素材
    • 石膏ボードの石膏・紙成分も配合できる
    • 新素材は何度でも再生可能
    プレデッキ写真04
  • プレデッキ写真07

施工例(愛川工場内)

中性 土壌改質材『ジオ-7』のご紹介

公益社団法人 土木学会 西部支部 技術受賞製品

  • 中性 土壌改質材 ジオ-7(公益社団法人 土木学会 西部支部 技術受賞製品)
    中性 土壌改質材ジオ-7
  • ジオ-7とは

    廃石膏ボードを再生利用し、土壌の改質に必要な性能とLCA的に最高レベルの環境性能を有する中性改質材です。
    建設残土・泥土や浚渫土、局所的土壌改質など幅広い対象土を中性域で改質できます。
  • ジオ-7の特長

    • 埋立処分場逼迫の社会問題の解決に貢献

      廃石膏ボードは減容化が難しく、埋立処分場逼迫の大きな要因の一つとなっています。本製品はこの問題解決を目的に開発されたものです。

      早期に固化・優れた強度発現

      コーン指数200kN/m2程度の軟弱土を材齢1日で第3種改良土相当に改質可能です。pHは長期において中性を維持します。液状~塑性状態の超軟弱土に対しても有効に作用し、搬出可能な状態へ改質可能です。

      高い再泥化抵抗性

      改質後に再泥化しやすいとされる石膏系でありながら,独自の改質機構により高い再泥化抵抗性を持ち,崩れやすい砂質系の土壌でも再泥化を防ぐことが可能です。

      改質土の植生に影響しない

      改質後は問題なく植生が可能です。半水石膏や高炉セメントと比較しても植生影響が極めて小さく,覆土等も必要としません。

      環境負荷低減効果

      製造段階のCO2排出量は通常のセメント系固化材(アルカリ性)に対して約50%,半水石膏系改質材に対し23%削減できます。また同等の強度を得るために必要な土に対する添加量が従来品よりも大幅に少ないため,改質土,1m3あたりのCO2排出量は約85%削減されます。

      本製品は
      ・住友大阪セメント(株)
      ・福岡大学
      ・中央環境開発(株)
      の共同開発によって設計されたものです。

      • 主な製品仕様

        形状粉末~顆粒(かさ比重0.75)
        改質土の pH6.0~8.5
        材料構成廃石膏ボード系複合材
        荷姿フレコン、紙袋、バラ
      • 改質土の強度およびpH 例

      環境負荷低減効果

      • 排出原単位(kg-CO2e/t)
        従来品398
        開発品298
        削減率23%

        ISO 14044 準拠
        従来品:IDEA ver3.1 半水石膏の製造

      改質土の再泥化抵抗性(福岡大学 道路・土質研究室のご協力による)

  • 中性改質材の用途

    • 対 象:ため池改修、建設発生土、汚泥、浚渫土、湖沼・河川改良、シールド発生土
    • 使用後:搬出、地盤材料、埋め戻し材、盛土材、埋立材

土壌改良材『エコカル』のご紹介

もしかして…農地をイジメていませんか?『エコカル』は優れた土壌改良材です。

  • 土壌改良材『エコカル』
    • エコカルはカルシウムとイオウが多量に含まれた石膏を原料に生産された土壌改良材で有効なカルイウム資材です。
    • 水に良く溶け石灰(炭カル)と比べて170倍の溶解率で即効性の資材です。
    • 根が深くまで伸びますので”肥料減”につながります。
    • イオウも同時に吸収しますので作物の養分移行をスムーズにさせます。
    • 窒素の吸収を調整して窒素過多の害を軽減させます。
    • エコカルを連用することで土壌の団粒化を促進し、有効バクテリアの増殖を高めます。
    • 必須要素(栄養要素)
      食物が育つのに欠かせない栄養要素の5要素は窒素(N)リン酸(P)カリウム(K)カルシウム(Ca)マグネシウム(Mg)です。
      その他に土壌に不足した時に補給する鉄、銅、亜鉛、ホウ素、モリブデン、塩素があります。
  • 写真は同じ畑で実際に「エコカル」を散布、無散布を比較テストした結果です。太さ、根の張りに差が出ました。
    ※写真は同じ畑で実際に「エコカル」を散布、無散布を比較テストした結果です。太さ、根の張りに差が出ました。

エコカルの詳細情報は 石膏再生協同組合 のサイトをご参照ください。

Ca カルシュウムの役割細胞膜を強化する・ストレス耐性が高まる・炭水化物を実の方へ移行させる・根を伸長させる

  • 【テスト結果】カルシウム含有量単位/mg(可食部合計あたり)
    試料/試験項目 エコカル無散布 エコカル散布
    りんご 41.3 88.5
    42.3 96.8
    そば 1230 1420
    さつまいも 320 510
    ねぎ 210 210
    レタス 30 175
    分析方法:カルシウム・ICO発光分析法 分析機関:ニチユテクノ
  • エコカル成分
  • 【エコカル成分】
    • カルシウム(CaO)34.600%
    • イオウ(S)19.1600%
    • リン酸(P2O5)0.0700%
    • カリウム(K2O)0.0200%
    • マグネシウム(Mg)0.0600%
    • マンガン(Mn)0.0027%
    • ホウ素(B2O2)0.0200%
    • 鉄(Fe)0.0700%
    • 亜鉛(Zn)0.0024%
    • 銅(Cu)0.0018%
    • モリブデン(Mo)0.0032%
    • 塩素(C1)0.005%未満
    分析機関:株式会社ニチユテクノ
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